【映画】『百瀬、こっちを向いて』感想 : 恋心って複雑…
本日の映画は『百瀬、こっちを向いて』です。
一言感想:恋心は複雑で大変
こんな人にオススメ :
学生時代の甘酸っぱさを味わいたい人
オススメ度 5 / 10
あらすじ
高校を卒業し30歳になった作家の相原ノボル(向井理)が、講演会のため地元に帰って来た。そこに高校時代の先輩・神林徹子が偶然通りかかり昔話が盛り上がるにつれ高校時代の切ない恋を相原は思い出していた。
高校生の頃の相原ノボル(竹内太郎)は他人とうまく関われないから女の子とは縁など無いと諦めてしまった冴えない高校時代を送っていた。
そんなある日、幼馴染の先輩・宮崎瞬(工藤阿須加)に呼び出されショートヘアの女の子を紹介される。その女の子とは最近宮崎と付き合っていると噂されていた百瀬陽(早見あかり)。
だが宮崎には他に本命の神林徹子(石橋杏奈)がいた。だから相原と百瀬で付き合っているふりをしてその噂を消してほしいと宮崎が相原にお願いをするための紹介だった。
そして、相原と百瀬は学校で共に行動するようになり、相原は少しずつ百瀬に思いを寄せていく。「嘘」で始まった恋は一体どんな結末を迎えるのか…
感想
恋心ってこんなに複雑なものなのか
これが、僕の一番の感想ですね。
恋するというのはこんなにめんどくさくて大変なことなのか。
とちょっと恋心に疲れました。
でもその大変な恋も後々良い思い出になったりとか、予期せぬ展開が来たりと楽しみもあると思うのでなんとも言えないが、
めんどくさいよりも好きが勝ってしまうからこれもまた複雑で、恋というのは難しくてめんどくさいが最高な感情だと思いました。
相原くんの立場が一番キツイ
ダミーで百瀬と付き合ってる内に相原くんは百瀬に気持ちを寄せていくけど、百瀬は宮崎先輩のことが相変わらず好き。
という状況で話が進んでいくがこの相原くんの立場が一番辛そうだなと感じました。
幼馴染の宮崎先輩からの頼みだから百瀬とのダミーの付き合いをやめることもできないし、百瀬にもアタックすることもできないし、板挟み状態でこれはなかなかつらいやつ!
さらに相原は百瀬が初恋相手というのが更にツラッ!
結局みんな不幸じゃね?
相原くんは百瀬のことが好き。
百瀬は宮崎先輩、神林さんも宮崎先輩が好き。
でも、宮崎先輩は誰が好きなのかわからない。
みんながみんな違う人が好きで苦悩してる。
どうにもできないこの状況で進んでいく日常。
青春で甘酸っぱい恋愛で自分はしたくないような恋愛でした。
最後に
これが青春なんかなぁ…
あまり学生恋愛の映画を見ないのでこれが青春なのか分からないですが、
とてつもなく甘酸っぱい恋愛でした。
自分の学生時代の恋愛はあまり覚えていないので映画の世界観に入り込みにくかったですが、これは青春と呼んで良い作品じゃないんでしょうか。
【映画】『HOMIE KEI〜チカーノになった日本人〜』感想 : 人生波乱万丈すぎちゃう?
本日の映画は『HOMIE KEI〜チカーノになった日本人〜』です。
一言感想:KEIさんの人生、波乱万丈すぎる!!
こんな人にオススメ:KEIさんファンの人必見!
KEIさんの人生が時系列に沿って語られてます。
オススメ度 8 / 10
「アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人」「チカーノになった日本人」
など多数出版されているKEIさんの生い立ちを時系列で追っていく
ノンフィクション映画です。
あらすじ
生まれてからどんな人たちに育てられ、どのような経緯でヤクザになっていったか。
そしてなぜアメリカの刑務所に入ったのか、現在は一体何をやっているのか、
と、今までKEIさんが歩んできた道のりを赤裸々に本人が語ってくれています。他にもKEIさんと親交が深い人たちも出演していて、KEIさんの昔話に花咲かせています。
感想
お金の使い方稼ぎ方が豪快!
KEIさんのヤクザ時代はバブル経済だったということもあってお金の使い方稼ぎ方が豪快だった。
という話が本作の中で語られているんですが、バブルを体感していない僕からすると想像もつかない世界の話で刺激的でした。
一度体験出来るならしてみたい時代です。
人生どうなるか分からない
KEIさん自身人生で一番影響を受けたのはアメリカの刑務所だったかもしれない。
と言っているぐらいKEIさんの中でアメリカの刑務所から何か感じるものがあったらしいんですが、
その中でも
「人に心の底から感謝を伝えること。」「家族を大事にすること。」
この2つが特に影響を受けたそうです。
アメリカ刑務所から出所し日本に帰ってきた時には
心の底から人に感謝を伝えることができるようになったそうです。
チカーノギャングの人たちは極悪非道な人ばっかりじゃないのか!?と
思っていた僕ですが、チカーノギャングたちは感謝をすること。仲間や家族を思いやること。というのは大事にしていたらしく、まさか刑務所の中でこんなことを教えられるなんて思ってもいませんでした。
人生予期せぬところでいろんな影響を受けて人生どこで変わっていくのか全く想像もできないんだなと思いました。
理由はわからないが困っている人がいるからやるだけ。
この言葉は現在、児童虐待やうつ病、非行少年の更生などの活動をボランティアでしているKEIさんに向けてインタビュアーが「なぜそのような活動をしているのか?」と質問した際の答えです。
僕的この映画の中で一番KEIさんがカッコよく思えた瞬間です。
昔は悪いことをしていてその罪滅ぼしの為にやっているわけでもなく、
お金のためにやっているわけでもない。
完全に善意の心だけでやっている。という所に心打たれました。
昔は悪いことやっていたのかもしれないですが、今は善意の心だけで行動しているというのは、多くの人たちも見習うべきところがあるんじゃないかなと思いました。
最後に
KEIさんはすごい人!
雑なまとめですけどこの一言が一番しっくりくるかと思ってそうしました。
KEIさんは両親からの愛を受けずに育ったにもかかわらず、現在は二児のパパだし、他人の子供が困っていれば無償で助けてあげるという活動もしています。
自分が受けていない親からの愛を他人にしてあげることができるというのは、なかなか簡単にはできないことだと思うけどそれをやってのけるというのは凄い!
【映画】『シェフ〜三ツ星フードトラック始めました〜』感想:お腹すいた。。
本日紹介する映画は『シェフ〜三ツ星フードトラック始めました〜』です。
一言感想:料理の演出が良いからお腹が空く。
こんな人にオススメ:
上司やオーナーとよく対立してしまう人。
本作の中で共感できるシーンが結構あるはずです。
オススメ度 7 / 10
映画自体、大どんでん返しみたいな場面もなく少しずつ成功していく。
という流れでしたがそれなりに楽しめました。
あらすじ
ロサンゼルスのレストランの総料理長を務めるカール・キャスパーは料理をしないのに料理に対して口出ししてくるレストランオーナーと挑戦するか安定を求めるか、でお互いの考えが対立しカールはそのレストランを辞めてしまう。
さらに騒動を起こしてしまったせいでカールは次の仕事先も見つからない。
そんなある日、元妻と息子3人でマイアミに行くことになり、そこで食べたキューバサンドに感動し、フードトラックでキューバサンドを売ることを決める。
ボロボロのフードトラックを購入し、そのトラックでキューバサンドを旅しながら売ることになる。
感想
挑戦か安定か
レストランシェフのカール・キャスパーは「レストランの料理がマンネリ化していて創造性に欠けているから新しい料理を出したい」と挑戦することを勧めるが、
オーナーは「いまの料理でも儲けは出ているから変える必要はない」と安定を求め、
考えの不一致で対立しカールがレストランを辞めてしまう。
というシーンがあるがこんな場面はこの映画に限らずこの先自分たちが生きて行く上でおそらく遭遇すると思います。
その時に自分ならどうするか。と考えながら見るとより映画の世界観に入り込めるんじゃないかなと思いました。
僕はこの映画をきっかけに自分の中でこれだけは譲れない。というものは何のかと、考え直させてくれました。
料理のシーンが良い
料理がテーマの映画だけあって、料理のシーンでの演出が良かったです。
料理中に流れてくる音楽もその料理の雰囲気に合っていてテンションをあげてくれました。
僕は料理と言っていいか分からないですけど、作ることができる料理が卵かけご飯ぐらいなんですが、この映画を見るとなんか料理を作りたくなりました。
まあ実際は映画を見た後にブログを書いただけで、作らなかったんですが笑
最後に
やっぱお腹減るね
ここまであらすじと感想を書いてきて最後に一言でこの映画を表現するなら
『お腹がすく。』です。
料理の場面がいっぱい出てくるし、その料理たちもめっちゃ美味しそう。
さらに料理の雰囲気にあった音楽がかかるし。
あと一言だけこの映画を見る人にアドバイスするなら、
腹6分目にお腹を満たしておくことですね。
お腹が空き過ぎていると料理にばかり気を惹かれて映画に集中できないし、
お腹がいっぱい過ぎると出てくる料理の魅力が半減してしまうので、
絶妙な加減でお腹を満たしてから見てください。
この映画を見た人からの一言アドバイスでした。
【映画】『はじまりへの旅』感想:あまり面白くなかった & 父サイテー
本日の映画は『はじまりへの旅』です。
一言感想:父親がなかなかサイテーな人だった
こんな人にオススメ:
あまり面白くなかったのでオススメはできないです。
でも一応カンヌ国際映画祭などで賞を取っているので
僕には、はまらなかっただけという可能性は大いにあります。
オススメ度:3 / 10
第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門での監督賞受賞を筆頭に
各国映画祭で賞を獲得している作品です。
あらすじ
山奥で狩りをし自給自足の生活をする父1人とその子供6人の家族。
その家族は日々、己を鍛えるための訓練をし、その夜には焚き火で書物を読み知識をつけるという日常を過ごしていた家族の元に突然悲報が届く。それは最愛の母の死。
母の葬儀の詳細について義理の父に聞くが Ben(父)が葬儀に参加することを拒否される。だが Benと6人の子供たちは行くことを決意する。
一家は葬儀に参加する為2400キロ先のニューメキシコへ向かう旅に出ることとなる。
社会とのつながりを断絶されていた子供達は世間を知らないが故に騒動を起こすこととなっていく。
感想
Ben は父親としても人としても最悪
これがこの映画を通して一番僕が感じたことです。
父親の考えで山奥で狩りをし自給自足生活を子供達に強要し、学校にも通わせず自宅教育をして社会とのつながりを断絶している。その為子供たちは「コーラ」さえも知らない状態。父親が書物は読ませているから知識はあるが一般常識がない子供達。
知識は有名大学に入れるほどで体力も一流アスリートと並ぶものを持っているとしても一般常識がなく人との関わり方を知らなかったら、子供たちは社会に出たくても出る事が出来ないしこの先もずっと山奥で生活することを余儀なくされてしまう。
ということぐらいは考えれば分かるのに父親はこの考えが間違っていないと思っていて子供の考えも聞かずに自分の考えを押し付けている Benは父親として残念な人。
更に、哲学的なことを子供達に説いているのに、「ミッション」だと言って子供達に万引きをさせるシーンがあるんですけどそんな倫理的に間違っていることを率先してやらせる辺りも思想と行動が伴っていなくて一貫性のない父親。万引きさせている時点で父親としてというより人としても問題ありやなぁと思いました。
色々な思想があるのだと再確認できた。
これがこの映画を見て唯一得れたものだと思います。
本作の中で思想や宗教について話をする場面がちょこちょこあるんですけど、やっぱり1人1人いろいろな思想があって信じるものがあるんだなと再確認させてもらいました。
僕が一番それを感じたシーンが、
Ben の妻は仏教徒だから火葬が良いと遺言書で書かれていてBenは火葬で埋葬したいと主張するが、義理の父はキリスト教徒だから土葬にすると主張し、争うシーンです。
僕は宗教は信じていないタイプの人なので、そこまで真剣になる意味があまり分からないですが何か宗教を信じている人からするとその信じているモノに従って行動したいものなんだなと感じました。
宗教が原因で紛争が起きてしまうぐらい宗教の力は凄いから埋葬の仕方1つでも争うことはわからなくもないですね。
でも僕は宗教という1つの考えに縛られて生きるよりも寛容になり1つに固執せずに生きている方が楽で平和になるんじゃないかなとか思ったり思わなかったりしてます。
最後に
父親として人として問題あるBenは反面教師
論理的で哲学的なことも子供たちに説くのに倫理的に間違った事も子供にやらせてしまうBenは完全に僕の中では反面教師のような存在です。
ストーリーもあまり面白くなかったし、 Benの問題行動にもモヤモヤしてしまう作品でした。
本作は色々大きい賞も取っているので、興味がある方は見てみても良いかもしれないです。僕的にはおすすめできる映画ではなかったですけど。
【映画】『Guava Island』感想:Childish Gambino好きなら見るべき
本日の映画は『Guava Island』です。
この映画はアマゾンオリジナルなのでアマゾンプライムに登録していないと見れない短編映画です。
一言感想:Childish GambinoやRihanna好きなら好きなヤツ!
こんな人にオススメ:
Childish GambinoやRihanna好きな人。
オススメ度 7 / 10
Childish Gambinoが好きじゃない人からするとちょっと物足りないかも。
あらすじ
鳥や車やコーヒー豆が誕生するよりも遠い昔、世界の中心に位置している”グアバ”という自然豊かな国がありました。
そこにはグアバにしか生息しない”クレイワーム”という青くて最高に美しい繭を出す生物がいました。その繭から紡がれた絹はみんなから愛されていました。
しかし、愛があれば争いも起きるもの。
その繭を求めて争いが起き、その繭とグアバの島の人々をレッド家が支配しました。
という話が母から聞かされ、母は祖母から聞き、と受け継がれていました。
そして現在へと時が進み、
ラジオDJ、ミュージシャンのデニ(Donald Glover)が土曜日の晩お祭りを開くことになり準備を進めるが、島を支配しているレッド家が絡んできているので心配するデニのパートナーのコフィ(Rihanna)。そんな中お祭りを開催することとなるが…
感想
Childish Gambino好きなら間違いなく好き
映画自体ミュージカルみたいに劇中でDonald Glover(Childish Gambino)が歌っています。大ヒット曲"This is America"も歌っています。
そして、驚きなのが本作の監督がヒロ・ムライなんです。
ヒロ・ムライは"This is America"のPVの監督をしてグラミー賞を受賞した監督です。
そんな監督が再びChildishとコラボで作品を作るということはChildish好きなら見るしかないです。
僕はChildishが好きなのでストーリーよりも所々挟まれるChildishのミュージカルの方が好きでした。
強欲な資本主義を考えさせられる
本作の舞台になっている"グアバ"は元々自然豊かで島の人たちはその中で幸せに暮らしていたのに支配し利益を独占したがるレッド家が出てきて島は支配されてしまう。
というストーリーは少し前の世界で起きていた植民地と重ねているようでした。
僕は現実に目で見ていないので詳しいことは分からないですが
資本主義や人間の強欲さ、幸せとはなんなのか。
ということを考えさせられる内容でした。
Rihannaも歌って欲しかった…
デニのパートナーとして出演していたRihannaなんですが本作では歌わないんです。
デニのパートナーという役柄なんで劇中に結構出ているんだから1曲ぐらい歌って欲しかったなという個人的な願望はありました。
だから、Rihannaファンの方は少し残念に思うかもしれないです…
最後に
歌 演出も良く、ストーリーも少し考えさせらる
監督がヒロ・ムライだけあって劇中のミュージカルはしっかりとPVみたいで完成度も高くテンションが上がる演出でした。
(やっぱりRihannaも歌って欲しかった…)
そして内容は、55分程度の短編映画でストーリーも簡潔でわかりやすいんですがその中でも強欲な資本主義、強欲な人間の欲望について考えさせられるようなストーリーでした。
アマゾンプライムに登録しないと見れないですが、
Childish好きなら登録して見ても損は無いように感じる映画でした。
【映画】『人生、ブラボー』感想:ダメで最高な父親にホロリと泣ける
本日の映画は『人生、ブラボー』です。
公開後大ヒットしハリウッドでリメイクされたカナダ映画。
一言感想:心温まりホロリと泣ける
こんな人にオススメ:
父親になる又は現在父親という方。
この映画の主人公はダメ人間だけど、父親として人としてはたくさん見習うところがあります。
オススメ度:9 / 10
この映画が原作でリメイク版として
ハリウッドで作られた『人生、サイコー』もあります。
あらすじ
報酬を貰う為過去に693回もの精子提供をしたダヴィット・ウォズニアック。
その後、病院側が一時期ダヴィットの精子を大量に使用していたことが原因で533人の子供の父親になっていることが判明する。その内の142人が「父親は誰なのか教えて欲しい」と訴訟を起こすことになる。
訴訟を起こした142人のプロフィールを弁護士から貰ったダヴィットはプロフィールの中から1人のプロフィール見てバレないように訪問することになる。
それをきっかけに徐々に子どたちに興味が湧いてきて一人ずつバレないように会いに行く。
子供の中には、ヤク中やストリートミュージシャン、プール監視員など色々な境遇の子供達がいてその子供たちを陰ながら助けていく内に
自分の正体を明かしたいとという気持ちになるのだが…
感想
ダメ人間だけど最高な人間ダヴィットにホロリと泣ける。
仕事もできないし、彼女と連絡もまともに取らない、あるのは借金だけといういい加減でダメ人間だけど、人として最高なダヴィットにホロリと泣けます。
表面だけ見れば仕事もできない、いい加減でダメな人間だけど内面は優しさと愛があるカッコいいダヴィットの行動に心温まります。
ダメ人間でもそれを上回る魅力さえあれば周りから愛され付いてきてくれんだなと勇気をもらいました。
自分もダヴィットのような魅力的な人間になりたいと思わしてくれました。
「父親になると見習う部分が多いな」と思わせてくれる。
育ててもいないし少し前までは顔さえも知らなかった子供達を陰ながら手助けするダヴィットの姿は本当の父親も見習わないといけない部分が多い様に見えてきます。
一般的な家庭とは全く違う形で子供達と関わっていくんですが、その行動は一般的な家庭の父親ではできないような形で関わっていてその姿がカッコよく感動させられます。
ダヴィットの父の粋な行動に一粒の涙 ※ネタバレ
ダヴィットは裁判で決断に迫られる場面がきます。
子供達に自分が「スターバック」だと名乗り出たい思いは強くなるが、借金があるから訴訟に勝ってそのお金で借金を返済をしなければならない。
でもその行為は子供達を裏切るようで辛い。
お金を取るか良心を取るかで揺れているときにダヴィットの父親がお金のために自分の良心まで差し出さなくても良いと「お前が受け取る遺産分だ」とダヴィットに借金を返せるだけのお金をくれるシーンがあります。
父親の粋な計らいが男気があってその男気にちょっと泣けました。
この映画のなかで僕が好きなシーンです。
--------ネタバレここまで-----------
最後に
ダメダメで最高な人間に心温められた。
ダメダメな人間なんだけどどこか憎めないような人から好かれるような要素があって、映画中盤頃からはダヴィットのファンになっていました。
人として仕事ができるとかなんでもテキパキこなせるとかそんな要素も大事だと思うけど、「人を思う気持ち」「周りから愛される人柄」「皆を愛せる愛に溢れた人間性」の方が大事なんだと思わせてくれました。
この映画を見れば人として何が大切なのかということを確認させてくれて
人として1つステップアップできると思います。
そしてダヴィットの人柄に心温めれられることでしょう。
【映画】『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』感想 : まあ面白かったけど…
本日の映画は『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』
一言感想 : まあ面白かったけど…
こんな人にオススメ :
加賀恭一郎シリーズが好きな方。
次回作「祈りの幕が下りる時」をまだ見てない方。
オススメ度 : 6 / 10
原作は東野圭吾『麒麟の翼』です。
本作は東野圭吾さんの「加賀恭一郎シリーズ」の9作目です。
あらすじ
日本橋の麒麟像の近くで殺人事件が発生する。
事件現場近くで探索中の警察が不審な男・八島冬樹(三浦貴大)を発見し追跡中に冬樹はトラックに轢かれ意識不明の重体に。そしてその冬樹が持っていた物の中に被害者・青柳武明(中井貴一)の所持品が見つかる。
冬樹を容疑者として捜査が進められる中、日本橋所轄の刑事・加賀恭一郎(阿部寛)と捜査一課刑事・松宮修平(溝端淳平)は「何故被害者はナイフが刺された状態で助けも呼ばず日本橋の橋の上まで来たのか」という謎を解明する為に捜査をしていくうちに不審な点が出てくることとなる。
感想
次のシリーズ「祈りの幕が下りる時(10作目)」が良すぎた。
僕は東野圭吾さんの「加賀恭一郎シリーズ」と言うのを知らずに
本作の次の作品「祈りの幕が下りる時(10作目)」から見始めてしまってそれから他のシリーズがあることを知り本作(9作目)を見たのですが、
次回作は話も深く感動する場面があったので本作を見る前からハードルが上がり過ぎていたのかも知れませんが次回作と比較すると次回作の方が圧倒的に面白かったです。
モトナミ大絶賛の次回作『祈りの幕が下りる時』の記事もあるのでそちらもお読みください。
【映画】『祈りの幕が下りる時』感想:切なすぎる親子愛に涙しました。 - ニート モトナミの映画・書籍のススメ
労災隠しはどうなった?※ちょっとネタバレ
青柳武明が日本橋の上で殺害されその後の報道で「労災隠し」をしたと報道されることになるんですが、この労災隠しの真相があやふやで終わってしまうのが少し気になりました。
本当に労災隠しをしたっぽい人は劇中でも出てくるんですが結局誰がやったのかは断言されていないので最後に知りたかったです。
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父・武明の意志がカッコいい
映画終盤に息子・悠人(松坂桃李)の意志を受け継ぐシーンがあるんですけど、
そのシーンが僕はこの映画で一番好きなシーンでした。
そのシーンは父親の鑑(かがみ)のような行動で僕も父親になった際に見習わないといけないなと思いました。
かっこいいお父さんっていうのは子どのことを考え行動できる武明みたいな人のことを言うんだなと思わせてくれました。
最後に
まあ面白かったけど、労災隠しの真相があやふやになっていたり
次回作と比較してしまったりして、そこまで僕的評価は高くなかったです。
本作自体そこそこ面白かったので見ようと思っている方は次回作「祈りの幕が下りる時」を見る前に本作を見てください。その方が本作次回作共に存分に楽しめると思います。
ここで僕が大絶賛している「加賀恭一郎シリーズ」の次回作『祈りの幕が下りる時』の映画紹介の記事もあるのでこちらも是非お読みください。