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【映画】感動!『青天の霹靂』予想以上に感動的な作品だった話

 

今日の映画レビューは『青天の霹靂』です。

 

青天の霹靂

 

一言感想:中盤から最後まで親子愛に泣かされっぱなしの映画でした。

 

こんな人にオススメ:

最近両親への感謝が足りないと感じてる人にオススメです。

親への感謝を忘れてはいけないと感じさせてくれます。

 

 

オススメ度:9 / 10

 

 

youtu.be

 

監督脚本と役者としても出演している劇団ひとりさんの

小説『青天の霹靂』が原作の映画です。

 

 

あらすじ

 

マジックバーで働く、売れなくてさえないマジシャンの轟晴夫(大泉洋)。

そんなある日、

晴夫が10年以上も関係を絶っていた父親・轟正太郎(劇団ひとり)が

ホームレスになった果てに死んだという連絡が警察から入る。

 

父が住んでいたダンボールハウスを訪れ、

さえない惨めな日々を生きる自分の姿と父の人生を重ね合わせて涙する晴夫。

すると、突然青空から稲妻が落ちてきて晴夫を直撃する。

 

目を覚ますと、

40年前にタイムスリップしてしまった晴夫。

 

さまよった果てに足を踏み入れた浅草ホールで、

マジシャンの父と助手を務める母(柴咲コウ)と出会い、

仲を深めていく中で、

自分が産まれる時の真実を知る晴夫。

 

そして、今まで知らなかった真実知った晴夫はどんな行動を取っていくのか。

 

 

感想

 

涙なしで見ることが出来る人なんかいない!

ってぐらい親子愛・夫婦愛に感動させられた作品でした。

 

この映画のキャッチコピーが

笑いと、たぶん一粒の涙の物語。

なんですけどこれに騙されてはいけません。

一粒なんかでは止まらないぐらい泣かされます。

 

見る前の感想としては、

原作、脚本、監督が芸人。

雷が落ちてきてタイムスリップするというSF映画みたいな設定。

だから僕は大したことのない映画だとナメていました。

(ナメていた自分を殴ってやりたいです。)

 

ですが見始めて中盤から、

涙腺が緩み始めて終盤には涙腺崩壊です。

 

序盤での

晴夫(大泉洋)の冴えない惨めぶり、

父(劇団ひとり)のダメ男っぷりが

やっぱり親子なんだなぁと思わせてくれ、

更にそのダメっぷりが

終盤の感動するシーンを際立たせてくれました。

 

親子愛

 

映画中盤で晴夫は、

父から聞いていた話とは違う本当の真実を知ることになり

両親に対する感情、今まで惨めに生きてきた自分の人生に対する感情、

今までの考えが一気に変わります。

映画終盤では、

父が晴夫に対して何故そんな嘘をつくのかの理由を述べています。

この二つのシーンで、

父は晴夫を愛していたからこそ嘘をついていたということがわかります。

このシーンを見て

親子愛を感じないという人はいないと思います。

間違いなく泣いてしまいます。

 

もう一つ親子愛で感動させられる場面として

真実を知った晴夫が、

病室のベッドでいる悦子に向けて未来の息子のこと(自分のこと)を

教えてあげる場面があります。

この場面では、

今まで両親に対して良いイメージを持っていなかった晴夫が、

真実を知った後の心境をぺぺ(タイムスリップした時代の晴夫の芸名)として

晴夫からの素直な心境を母に言っていて、

時代を超えて真実を知り、母に素直な気持ちを伝えます。

このシーンはなんとも切なく、悲しいシーンです。。

 

 

夫婦愛

正太郎が作った紙の花を片手に、

母・悦子(柴咲コウ)が晴夫に向かって言ったセリフ。

 

紙でできた花かもしれないけど

 自分なり自分なりに精一杯咲こうとしててすごく綺麗です。

 

このセリフは「ダメ男な父」と「紙でできた花」を

重ねて表現したセリフなんですけど、

見た感じダメ男な父なんだけど、

実は優しさや強さを持っていると気づいてる夫への愛が感じルことができます。

 

 

最後に

 

晴夫が生まれたこと自体が両親からの愛の塊だった。

 

勘違いしていた晴夫だが、

実は愛されて、求められて産まれてきた存在だった。

愛が溢れたこの作品を見ることで、心が愛で満たされました。

 

僕は中盤からほとんど泣いてしまっていたんですけど、

この映画を涙なしで見ることはできないと思います。

 

そして、両親はやっぱり子供を愛していた。

と言うことです。

 

 

ちょっとしたポイント

 

映画の中で度々登場する大泉洋さんのマジック。

僕は最初 CG とか 合成 で演出しているなのかな?

と思っていたんですが、

 

実は4ヶ月の練習を経て撮影に挑んでいたそうです。

4ヶ月の練習を経た大泉洋さんのマジックの腕前も見所です!